今日の病児室は0歳児の利用でした。
熱が下がり少しずつ体調が回復してきているようですが、たくさん動く体力はまだなさそうです。
椅子に座りながら病児室内を見渡して、「これ!」と指さしたお絵描きセットを使って、今日はお絵描きをします。
今日は水性の色鉛筆を使用します。
久しぶりの色鉛筆に、「あけて!」と色鉛筆の入れ物を振りながら楽しそうにお話しする0歳児。
入れ物を開けると、早速1本ずつ色鉛筆を取り出して大きな画用紙に色をのせていきます。
沢山色を重ねて塗り終えたら、水の入ったボウルを取り出します。
「なにかな?」とボウルの中をのぞく0歳児。看護師が色鉛筆の上に水の付いた指を置き、指で水を広げていくと色鉛筆がにじみ綺麗な色が出てきます。
看護師の様子を見て「ちょうだい!」と両手を伸ばしています。指にお水を少しつけて色鉛筆を伸ばすと目を丸くして「おお!」と、色鉛筆がにじみ色が変わる様子にびっくり。
最終的に、ボウルの中のお水をそのまま画用紙に注いでみることにしました。
「ジャー!」と笑顔で楽しそうにボウルをひっくり返し、「わぁー!」と掌をいっぱい使ってお水を大胆に伸ばしていました。
自分の手の跡もつくのかな?と「ぎゅ!」と滲んだ色鉛筆の上から手でスタンプを押してみたり、手を拭く紙で画用紙についた水を伸ばしてみたりしていました。どんどん色が変わる色鉛筆と画用紙をみて、色鉛筆自体を拭いても色が変わるのかな?と一生懸命濡れた紙で色鉛筆を拭いて試していました。
画用紙にのせた色鉛筆の色がどんどん変わり楽しくなったようで、座って行っていたお絵描きもいつの間にか立ち上がり、色がついていない部分にも次々に色をのせていました。